タミヤの1/14 トレーラートラック用「日本郵船 40フィートコンテナ セミトレーラー」の製作(組み立て)。組み立て説明書にある工程は全部で33工程。今回は「26 (無題)」、「27 (無題)」。
模型・プラモデルの飾り棚を作った(その1)
鉄道模型やら完成したプラモデルは飾っておきたいが、すぐに埃まみれになってしまう。
市販の飾り棚を買うお金はない。
ならば、作ろう
これまでは、ホームセンターなどで売っているカラーボードの棚板をベースにしたものにアクリル板で箱を作ってかぶせたりしていた。
しかし、これだと積み重ねてもせいぜい2段。
これまでは震度3~4の地震で倒れることはなかったが、やはり、不安は残る。
といって、倒れても人に被害が及ばないようにと床に置くと・・邪魔になる・・
ということで、この飾りケースを量産してもなぁ。
でも、ちゃんとした市販の飾り棚・ショーケースなど買うお金はない・・
ひとまず、メタルラックを使って埃除けになる飾り棚を作ろう。
・・その1。
使ったメタルラックは・・
現在バラして使用していない、幅750mm、奥行き450mm、高さ1,250mmのメタルラックが二組。
メタルラックはちょっと重みのあるものを片付けるのには手軽で便利。
ただ、側面の波型の補強の部分に埃がたまり始めると、掃除がしにくい。
安いものは錆も出やすい。
家中に氾濫し始めると、なんか安っぽい感じが・・
我が家ではさらに100均製品がゴロゴロしてて家中が安っぽいもので埋まっている(^^;
でも、そのメタルラックを使おう。
で、このメタルラックに模型を置いて、布などをかぶせて埃よけにしただけでは、「メタルラックに模型を飾ろう」ということになってしまう。
一応、「飾り棚を作ろう」という感じで工作もしてみた。
まず、二組あるので連結してみようかと思った。
しかし、中央部では二組のキャスターが干渉して動きにくい。
メタルラック同士を連結するものも市販されているようなので片方のキャスターのみ残して・・
ただ、そうすると横幅が1500mmになってしまう。
今は良しとしても部屋の模様替え時には困るのは必至。
・・そう、模様替えも趣味?なのである。
ということで、2組の飾り棚を作ることにした。
・・ちなみに、こんなメタルラックのキャスター、往々にしてすぐに埃だらけになるのだが、大丈夫だろうか!?
・・埃除けを作りより、部屋の掃除の方が先か!?
最終的にはアクリル板で覆いたい・・
飾り棚としては、アクリル板で覆って密閉に近い状態にして埃を除けたい。
アクリル板は前面と両側面の3面にしたい。
アクリル板をなるべくラックに近づけて固定できるように平板を利用。
ホームセンターで売っている3mm×16mmの鋼の平板でメタルラックの棚板側面を挟み込むようにして固定する。
この時、棚板の外側には2mm×10mmのアルミの平板も挟み込む。
要は、棚板の外側に5mm程度の厚みの板を置く感じ。
この部分に厚さ2mm~3mmのアクリル板を乗せることになる。
3mm×16mmの鋼の平板で棚板を取り囲むように3面に配置してもかなりの重さになる。
ということで、5mm厚の鋼1枚とはせず、3mm厚の鋼と2mm厚のアルミの2枚構成にした次第。
また、近くの店では5mm厚の鋼の平板は扱っていなかったし・・
ただ、3mm厚の平板といえど棚板の側面を2枚の平板で挟み、ネジを使って締めつけていくと簡単にしなってしまうほどの強度しかない。
ネジの締め付けはアクリル板の重さを受け止められる程度にしておくことが無難なようだ。
2mm厚のアクリル板にすれば、3mmの鋼の平板だけで十分ではないか?
とも思ったが、メタルラックの棚板は溶接仕上げ、さらにプラ製のスリーブを介して取り付けられる。
メタルラックは幅750mm、高さ1,250mm。
4隅に平板を置いて眺めてみたが1~2mm以上はゆがんでいた。
ということで、アクリル受けとなる部分の厚み5mmを確保することにした。
メタルラックの棚板は縦方向には丸棒が溶接されているので、そこを避けるように平板の一部を切り欠いた。
棚板の丸棒は溶接されている。
棚板ごとに微妙に位置が異なるので切り欠く位置は現物合わせ。
どの部分でも使えるようにするには若干大きめに切り欠いておけば良いが、今回切り欠きはヤスリを使った手作業。
なるべく必要最低限のヤスリ作業とするため現物合わせした場所以外には使用できなくてもよいかな。
穴あけも棚板の側面の波型の補強の間にネジが来るようにしなければならないので現物合わせ。
平板そのままだと、「鉄」という感じ丸出しなので、一応塗装。
紙の上に置いて塗装すると、必ず紙がくっつく。
なので、割り箸を何本か敷いて、その上に平板を置いて塗装。
で、組み立て。
棚板の側面の波型の補強の間にネジが入る。
M4の皿ネジで、反対側は平板にタップを立てたものではなく、ナットで締め付ける。
あまり締め付けすぎると平板がしなる。
ただし、このネジが棚板の上下にある丸棒の下側に接するようにしてネジ止めすれば、平板が落下することもなく、アクリル板の重さにも耐えられる・・ハズ・・
平板のアクリル板受けはラックの前面と左右の側面3カ所。
これがラックの上下にある。
平板上にアクリル板を乗っけるのはいいが、そのままでは倒れてくるので、倒れ込みの防止を。
1mm×5mm×25mmのアルミのL型アングルをその端が鋼の平板より数ミリ出っ張った位置になるように取り付ける。
正確には、アルミのL型アングルの長辺は25mmで、厚みが1mmなので内側の長さは24mm。
一方、平板は3mm×16mm。
平板にアルミのL型アングルを密着させれば8mm程度アングルの方が出っ張っていることになる。
模型の出し入れを考えて、アクリル板が簡単に取り外せるように手で回せるネジで固定することにした。
アクリル板が倒れ込んできたら下側のアングルには力がかかるだろうからと思い、ネジはM4にした。
ネジ穴は3mmの鋼の平板の外側になる方にタップ立てした。
写真では見にくいが、棚板の丸棒の外側に2mm厚のアルミ、3mm厚の鋼の平板、1mmのL型アングルという構成。
そして、それを止めるネジ。
鋼の平板の上面より、さらに約8mm上までL型アングルの端は延びている。
ただ、組み立てた感じだと1mm×5mm×25mmのアルミのL型アングルではアクリル板が倒れ込んできたらアングルをよじる力の方が強くてアングルが曲がりそう。
もうちょっと厚みがあるアングルにした方が良かったかも。
ただ、この部分は後でも容易に変更できる。
もっとも、あまりアングルの方が強いとアクリル板の方が割れることになるが・・
ラックの上側のアングルは、アクリルが手前に倒れ込まないように軽く抑えるのが目的。
なので、ネジは下側のネジより細いM3。
コーナーの突合せの調整は実際にアクリル板を配置してみてから。
ちなみに、側面のアングルの固定は手で回せるネジではなく、アクリル板を取り外すことはないだろうから、ナベ頭のネジ。
・・ネジのアタマを隠す工夫・・ナシ
それに、こんなコーナーが隙間なくピッタリにくっつくなんてことはないわなぁ・・
これで一応、アクリル板を止められる状態まで完了。