ジュニパーネットワークスのファイアウォール NetScreen-25にさわる機会があった。設定画面も英語でSonicWALLに比べるととっつきにくいなぁという感じだったが、いろいろと設定しているうちに慣れてきた。
ASRock B460M Pro4
=2021年3月=
メインで使っているパソコン=ASRock B85M Pro4=のPCI-Exスロットの調子が悪くなってきた。
壊れてはいないようだが、動作が不安定になることが。
マザーボードに問題があるみたい。
PCI-Exスロット以外の部分については何の問題もない。
2016年に組み立てたもので、CPUはソケットLGA1150のIntel Core i7 4790。
今では、LGA1150の新品のマザーボードはもうなさそうなので、マザーボードの交換とはいかないみたい。
となると・・CPUも含めて新調が必要ですなぁ。
主なパーツ
ケース : IN WIN IW-BL634B
まず選んだのがケース。
昔はフルタワーなどデカいケースに3.5インチのハードディスクを3~4基、光学ドライブ、2~3個の拡張ボード等々を組み込んでいた時期もあったが、最近はそんなに組み込むほどの必要性がなくなってきた。
で、今使っているメインパソコンのケースはミニタワー~ミドルタワーの中間程度のものだが、それすら邪魔に感じる今日この頃。
今回は、ロープロファイルの拡張ボードが1つ入ればいいので、スリムタイプのケースでいくことにした。
スリムタイプのケースはIN WINやKEIANなどから出ているが、選択肢はあまり多くない。
我が家ではこの2社のケースを3個使っている。
すべて電源付きのものだが、KEIANのは電源ファンの音がちょっとやかましい。
ケースファンはついていなかった。
IN WINのは電源ファンは静かな方。
ケースファンがついているが、これはちょっとやかましい。
ただ、ケースファンは1,000円程度の静音タイプのものに交換可能。
ということで、ケースはIN WIN IW-BL634B/300Bにし、ケースファンを交換することにした。
今はIW-BL634Bの他にH81M-HDSを入れて使っている。 に
こちらは現在では取扱店も少なく、価格も高騰しているようだ。
ただし、この2種はフロント周りのデザインが変更されている以外ベースは同じもののようだ。
まぁ、私の場合デザインとしてはBL672の方が好きだが、BL634Bに比べてかなり高価となっているので経済性優先でBL634Bに決定。
IN WIN IW-BL634B/300B。
フロントUSBポート、光学ドライブを隠すためフロントパネルは開閉式の扉となっている。
USBポート部はUSBマウス、USBキーボード等のドングルを取り付けて扉を閉めようとしても・・閉まらない。
ケースが決まったことで、格納できるマザーボードのサイズが決まる。
また、付属電源は300W。
これで使用するパーツ類の消費電力量の制限が決まる。
が、まぁ300Wあればよほど消費電力の大きいCPUを使わない限り大丈夫でしょう。
いろんなパーツを取り付けようとしても、スリムケース内に入れるには限度があるし。
ケース ファン: Silent 8
昔このケースを買った時、付属のケースファンがあまり静かではなかったので、静音タイプのものに変更した。
その後ケースを買ったときも、ケースに付属のファンが静かなものになっているかどうかも確認せず、無条件に交換している。
まぁ、ケース自体の価格も価格なんであまり上等なものに変わっていることは望めないかなぁ・・と思って。
だったら、高いケースを買えば・・
でも、高いから良いとは限らないし・・
難しいもんですな・・
ブツブツ・・
静音ファン GELID Silent 8 PWM。
我が家にある3台のスリムタイプのケースはすべてこれを使っているが、結構静か。
というか、最初にスリムケースを買った時に交換してこれで満足したので、他のものを買って試すことはせず、同じものを買い続けている。
もっと静かな物があるのかも知れないが、ファンの検証やってみようという気にはならないので。
ついでに言ってしまえば、静かではあるが、良好な冷却効果がでているのか否かは未検証。
まぁ、今使っているスリムケースのPC3台とも熱暴走したり、常時高回転で回り続けていることもないので大丈夫なんだろうと・・思い込むようにしてる。
CPU : i7-10700
次はCPU。
一応我が家のメインマシンとなるので、せめてi7は欲しい。
(近年はi9が必要なほどヘビーな使い方はしていない。)
そして、何より一番大切な条件はスリムタイプのケースに入れて、300Wの電源で使用できること。
つまり、発熱量が少なく、消費電力も少ないものが欲しい。
Intel Core i7 10700。
TDPは65W。
マザーボードCPU : B460M-PRO4
CPUがCore i7 10700と決まったら、マザーボードは必然的にソケットLGA1200対応と絞られてくる。
あとはPCI-Exスロットが1つ以上あり、スリムケースに入るmicroATXであることが条件。
価格.COMでマザーボードを見ると、人気売れ筋ランキングのトップ(2021年3月現在)として出ていたのが、
「ASRock B460M-PRO4」。
チラッと見た限り、価格的にも手ごろだし、悩みそうなところもなさそうなので、ほかのものを調べることもなくこれに決めた。
現在、我が家のPCはすべてASRock。
コストパフォーマンスが良いのが最大の魅力。
ASRock B460M-PRO4。
昔やった失敗に、マザーボード買ったらオンボードグラフィックではなったのでグラボを追加で買って予算オーバー、さらにPCIスロットも1個埋まって困ってしまったことがある。
今回は、2Kのモニターを2台つなぐので、ちゃんと表示できることを確認しておいた。
このマザーはグラフィックス出力として、HDMI、 D-Sub、 DisplayPortがあるので、1台のモニターはHDMI接続、もう1台のモニターはDisplayPort接続で。
RGB LEDを内蔵しており、LED ストリップも接続できるようになっている。
つまり、マザーボードやパソコンケース内をLEDで照らすことができる。
な、もんでか、アルミシルバーのヒートシンクが目立つこと、目立つこと。
メモリ
メモリはDDR4 2933MHz 8GB×2。
VM上でLinuxを動かすこともあるが、最近はその上であまり重いソフトも動かさないので、メモリは16GBで十分。
というか、これまでは8GBでも、まぁまぁ、なんとか事足りていた。
SSD : XPG SSD 256G
OSを入れるドライブはSSD。
今、OS、APを入れているCドライブは70~80GB程度の使用量なので、256GB程度のもので十分。
今回も256GBのものとした。
XPG SX8100 シリーズ M.2 256GB Type2280 PCIe3.0x4 SSD。
B460M-PRO4はマザーボード上に2242/2260/2280 M.2のSSDが2個取り付けられるようになっている。
そこで、OS用のものと作業用のものとして2個のSSDを購入。
製品にはSSD本体にテープで貼り付けるヒートシンクが付いていた。
HDD : Western Digital 6TB
Western Digital 3.5インチ HDD 6TB WD Blue
(WD60EZAZ-EC)
デスクトップ、ダウンロード、ドキュメント、ミュージック等々ユーザーのすべてのデータはこのハードディスクにし、Cドライブを割り振ったSSDには、なるべくユーザーのデータが入らないようにしている。
最近はあまりガリガリ動かすほどハードな使い方もしていないので、5,400rpmで十分。
今回は、SSDを2個としたので、動画の編集、フォーマット変換時のワーク、一時的に使用する圧縮、解凍などのワークを2個目のSSDに割り振ってみた。
これまでに組み立てたPCはSSDは1個でOSのみに使用し、作業用ワーク、保存用フォルダはハードディスクとしていた。
SSDが1個の時は、ワークとして使用することで寿命が縮まると、障害時にOSのリカバリが面倒だなぁ、ということでSSDは積極的にワークとして使用していなかった。
今回組み立て後に使用してみたが、ワークフォルダをSSDにしたことで、動画の編集、フォーマット変換などすんげぇ速くなった。
ハードディスクは5,400rpmで十分・・とは言ったものの・・
速いにこしたことはないですなぁ (^^; という気がしてくる・・財布が許せば。
しかし、壊れたら単純に交換だけで事足りるようにしておいた上で、SSDをワークにし、ハードディスクは保存用として低速でも大容量のものにするのが(現時点では。)いい気がする。
WiFi : AX200NGW
Wi-Fi 6 AX200 AX200NGW
Wi-Fi 6 802.11ax + Bluetooth 5.0 M.2/NGFF ワイヤレスカード アンテナとブラケット
B460M-PRO4にはKey EのM.2 ソケットもあって、タイプ 2230のPCIe WiFi モジュールがつけられる。
これは、WiFi/ブルートゥースモジュールとアンテナ、ブラケットがセットになったもの。
主なパーツ一覧
パーツ | 製品名等 |
ケース | IN WIN IW-BL634B/300B |
マザー ボード チップセット |
ASRock B460M Pro4 Intel B460 |
CPU | Intel Core i7-10700 (Comet Lake) クロック周波数:2.90GHz LGA1200 TDP 65W |
メモリ | DDR4 2933MHz 8GB×2 |
SSD | XPG SSD 256G × 2 |
ハードディスク | Western Digital 3.5インチ HDD 6TB WD Blue |
WiFi | AX200 AX200NGW |
電源 | IN WIN IW-BL634B/300Bケース付属電源 80PLUS 300W |
組み立て
CPU、CPUファン、メモリは淡々と取り付け。
続いてSSD。
スチール製カバーで保護されたPCI-Eスロットの両側にSSDを取り付けられるM.2ソケットがある。
写真はSSD(XPG SX8100)を差し込んだところ。
SSDにヒートシンクを貼り付けてネジ止めしたところ。
写真上のアルミシルバーのヒートシンクはB460M-PRO4に付属していたもの。
写真下の黒色のヒートシンクはXPG SX8100に付属していたもの。
CPUから遠い方)にWiFi/ブルートゥースモジュールを取り付け。
写真の黒色のヒートシンクを取り付けたXPG SX8100の下側(
WiFi/ブルートゥースモジュールのアンテナを取り付けるブラケットはB460M-PRO4上にデフォルトで用意されている。
アンテナ取り付け。
ここまでの配線は、WiFi/ブルートゥースモジュールとアンテナを結ぶ細い線が2本と、CPUクーラーの配線のみ。
2枚のSSDの取り付けには、電源ケーブルもSATA信号ケーブルも必要なく非常にスッキリしている。
筐体内が狭いスリムケースには最適なマザーボードですな。
マザーボードを筐体に取り付け。
ハードディスクをセットしたベイを取り付け、マザーボード、ハードディスクへ電源コードを取り付け、ハードディスクとマザーボード間の信号ケーブルを取り付けたら完成。
配線は非常にスッキリしており、空気の流れを妨げるものはない。
それもこれも、B460M-PRO4上に3個のM.2ソケットがあるおかげ。
絶大な効果と思えますなぁ。
マザーボードの裏側を照らすようにLEDの明かりが・・
“見せる”ケースではないので、消灯!!
(UEFIの設定で消灯できる)
OSはWindows10。
性能は・・
まだ、ハードな使い方をしていないので、CPUがどの程度のものなのかまだ不明。
ただし、作業用ファイルをSSDに割り振ったことの効果は絶大。
消費電力は・・
ワットメーターを取り付けてアイドリング時の消費電力を見てみた
(Windows起動後、しばらく何も操作しない状態で放置し、updateのチェックやら何かしらOSが忙しそうな時間が過ぎてアイドリングになったかな?というのをタスクモニターでチラッと確認しながら見てみた。)
27W
時々、30W程度になるが、27Wで安定している。
(B460M Pro4 + Core i7-10700+ SSD 2台 + HDD 1台 + ケース/CPUファン各1個)
前のメインPCのアイドリング時の消費電力は、
45W~一時的に55W。
(B85M Pro4 + Core i7-4790 + SSD 1台 + HDD 1台 + ケース/CPUファン各1個)
18Wも消費電力が減っている。
世の中、進歩してるんですなぁ。
LED点灯させても電気代大丈夫だろうか?
ちなみに、以前調べたときにはHDDを1個追加すると5Wくらい消費電力が増えたように記憶している。