高いマストに張りつめられた無数のロープと風をはらんで広がる帆、帆船ならではの風格である。とにかく、何にでも手を出す悪いクセ。
帆船模型のケース
手持ちの木製の帆船模型。
ぼちぼち作り始めることにしたが、完成したら埃が目に付くようになる前にアクリル板で囲ったケースに飾りたい。
まずはケース作りから。
手持ちの帆船模型は、かなり年代物の旧イマイのティークリッパー「1/80 カティサーク・ザ・キング」とコーレルのフランス海軍のフリゲート「1/75 ラ・シレン」の2隻。
カティサークの方は
全長:1,066mm
全幅:525mm
全高:691mm
ラ・シレンは
全長:845mm
全高:720mm
そこそこの大きさになる。
場所も取るので2段にして飾ることにした。
カティサークのケース
カティサークの方はアクリル板の部分が、幅1200mm、高さ720mm、奥行き610mmとした。
ベースはt5.5のシナ合板。
2枚突き合わせてつないでいる。
裏面
2枚の合板のつなぎ部分には角材を張り付けている。
あとは、斜めにそり防止として同じく角材を張り付けている。
船自体、さほど重いものではないのでこの程度で十分・・だといいが。
キャスターも6個くらいでいいか。
それに、隅っこにはアクリル板以外になにも荷重がかからないので配置しなくてもいいか。
なんて、かなりテキトーに考えている。
四隅に見えているのは20mm×2mmの鋼材のフラットバー。
ここにアクリル板が乗ることになる。
合板とはねじ止め。
表側。
合板から出ているフラットバーにアクリル板を乗せる。
合板には木目調のシールを貼った。
フラットバーの側面はモールで目隠し。
このモールはアクリル板のづれ落ち防止も兼用。
3方の囲い込み完了。
アクリル板の突合せ部分は15mmのアルミアングル材を両面テープで接着後、30cmくらいの間隔で2mmのねじでアングル材とアクリル板を止めておいた。
開口部は背面とし、横にスライドさせてあけるようにした。
完成
天板部分も側面とアングル材でねじ止めしている。
アクリル板はコスト的なこともあるが、そこそこ大きなケースとなるのであまり重くなっても困るということでt2としてある。
そのため随所でアルミアングル材とねじ止めすることでしなることを防いでいる。
がんばれ、アルミ。
アクリル板の保護シートは中に入れる帆船が完成するまでこのまま貼り続けているつもり。
縁はアルミアングルを取り付けるために少しはがしている。
・・なんか汚ならしい(^^ゞ
帆船は少なくとも完成くらいまでに2年~3年くらいかかるかも。
それまで、この状態でいいのか?という疑問もあるが。
ラ・シレンのケース
ラ・シレンの方はカティサークの方と比べて幅は1200mmと同じにしたが、高さは915mm、奥行きは600mmと若干異なるサイズにした。
まぁ、汎用性やら見た目からしたら大きい方のサイズで統一とすればよいのだろうけど・・諸般の事情で。
作り方としては、カティサークのケースと同じだが、若干の違いがある。
まず、キャスターをつけなかったこと。
開口部は背面ではなく、側面にしたこと。
カティサークのケースの方はキャスターがあって引っ張り出して背面のアクリル板をスライドさせて中にアクセスすることができるが、ラ・シレンの方は上段に飾るので背面のアクリル板をスライドさせるスペースが取れなかった。
ということで側面を開口部にした。
完成
やっぱ、アクリル板の保護シート・・隅っこをはがした部分が・・汚らしいか!?
保護シートはがしたら何も入っていないのでケースだけ飾っているようにしか見えないが。