【バイクプラモデルのストックリスト】手元に完成品が一つあるが、黒い塗色とグラデーションのかかったストライプのタンク、要はパッケージのようなものが作りたくて購入。
Harley-Davidson FLSTFB Fat Boy Lo (タミヤ 1/6)
1/6 オートバイシリーズ No.41
FLSTFB ファットボーイ ロー
タミヤ
2013年11月発売
2014年購入 (購入時価格 ¥21,000(税別))
タミヤの1/6 オートバイシリーズにNo.29としてFLSTF ファットボーイが加わったのが1996年らしい。
その前は1980年に加わったNo.18 ハーレー・クラシック サイドカー。
何度か再販されたのか、再販されなかったのかは分からないが、たまに模型店を覗く程度ではハーレーのプラモデルを目にすることはなかった。
もっとも、いつ頃からかは分からないが、プラモデルを扱う模型店は減っていってたし、店はあっても場所をとる大スケールの製品を置いているところも少なくなっていた。
一方、中高年になって大型バイクに戻ってくるリターン組みはハーレー好きが多いのか、国内メーカーが力尽きたのか、いつのまにか大型バイクの国内シェアのトップはハーレーが占めるようになっていた。
その影響かどうかは・・一切・・わからないが、2013年からはタミヤ 1/6 オートバイシリーズに旧製品をリニューアルして新しく、
- No.37を振られた「ハーレー・ダビッドソン FLH クラシック ブラックバージョン」
- No.38 を振られた「ハーレー・ダビッドソン FLH 1200 ポリスタイプ」
- No.39を振られた「ハーレー・ダビッドソン FXE 1200 スーパーグライド」
- No.40を振られた「ハーレーダビッドソン FLH クラシック」
が続々登場。
見かけないと思っていたタミヤのハーレーなのに、いつのまにやらハーレーだらけ。
1/6スケール界でも国産バイクは何処行った。
ただ、そのハーレーも旧製品のリニューアル製品ばかりだったので、モデルとなる車体も1970年代のものばかりであったが、ついに2013年11月にはNo.41として2013年型の「ハーレーダビッドソン FLSTFB ファットボーイ ロー」が登場。
こりゃ~、欲しい・・と思ったが、なんとメーカー希望価格のお値段は税別21,000円也。
ついにプラモデルも2万円を超える時代になってきたのか (@_@)
恐るべし。
リニューアルされた製品は高くても¥14,000~¥15,000くらい。
今回の製品は新しく型を起こした上、シリンダの放熱フィンは20枚積み重ねてクランクケースの4本のスタッドボルトに取り付けるなど実物の構造を意識した作り。
・・その結果、価格は2万円強 (@_@)
これまでの1/6スケールのシリーズのものでもサイドスタンドはスプリング付きの可動式、ブレーキペダルも同様に可動式というのはスタンダードとも言える仕様だった。
また、製品によっても異なるが、ハンドルやフェンダーなどに金属パーツを多用しているのも1/6スケールならでは。
今回はさらにミラーステーが金属製でボールリングが使用されているので角度調整が可能となっているそうな。
ハンドルバーも当然金属製で、完成後も角度の調整ができるらしい。
これまでも1/6スケールのバイクは何台か組み立ててきた。
確かに、サイドスタンドとメインスタンドがあるバイクではそれぞれが可動式だと、時折スタンドをかけかえて飾るとちょっと雰囲気も変わって良かった。
が、ブレーキペダルが可動式でも指先で押して楽しむことはまず無かった。
だいたい、接着剤が経年劣化するのかどうかは分からないが、何年か飾ってあったものの可動部といわれる部分をポチッポチッと押すと部品が外れることが多いのは私のだけ?
バイクの模型をちょこっと移動させようとすると、だいたいミラーが取れたり、折れたり、ステップが外れたりするのは私のだけ?
フロントフォークはバネ入りで実物どおりに可動。
と、いったって、フォークがダンプするほどハンドルやらシートを押さえつけると決まってどこかの部品がバキッとなるのは私のだけ?
動きを見るならサイドカバーの部分を持ってそっと持ち上げて、前輪のシャフトの部分をそっと押してみて、「お~、動く動く」と感心してたら、フロントフォークがバキッといったり、車体を置こうとしたら、サイドカバーが外れたり、スタンドが折れそうになったりするのは私のだけ?
おじさんの個人的な感想・・
ハンドル、シート、タイヤなどパーツ、パーツによって素材を使い分け、より実感的に見せるようにしてもらうのは大歓迎。
でも、ディスプレイモデルとして必要かどうかもわからない可動部をやたら増やしたり、必要なのかどうなのかもわからないエンジンのスタッドボルトを入れてまで構成して部品点数を増やすのはちと勘弁。
凝るなら凝って、金属パーツをもっともっと全体的に多用して強度を強めた上であちこち可動させるようにしたり、本物のような部品構成を再現して、作る時間と楽しみをグッと付加して、値段もグッと高くしてもいいんじゃないのけ?
そうしたら、完成後も手で持ち上げながら同好の士に「ここは、ああなっている、こうなっている」と説明しながら楽しめるし。なんせ、現在は完成してしばらく経ったプラモデルを持ち上げるさえおっかなびっくりなんだから。
・・ただ、金属パーツを多用して強度を強くして、可動部も増やしたらディアゴスティーニの「週刊××を作ろう」になってプラモデルとは言えなくなるかも。
一方、ディスプレイ用の「プラモデル」なら「プラモデル」で、可動部やら内部の見えない部分は省略してもっと安価にし、塗装やらウェザリングを楽しめるようにしてもらえんじゃろか。
どうしても高いものなので、ちょこっと加工しようと思えるものじゃないから、カタログモデルをそのまま組み立てました、というものにしかならん。
なぜなら、おじさんは模型作りのテクニックも貧相で、オリジナルな発想で情景を再現できるような想像力を持ち合わせていないから。
・・・かといって、財力もないので何個も買えないから、よし、試しに〇〇してみようと踏ん切りがつかん小市民・・
話は戻って、このファットボーイ ロー。
恐るべしお値段は税別21,000円。
最近は家電量販店などもプラモデルを扱っており、大体2割引辺りが実勢価格のようだ。
されど、もうひとつ恐るべしはネット通販。
税込みで3割引以上の15,000円を切るところもチラホラあるようだった。
ウ~ム、これなら1/6バイクシリーズのストックの締めに買ってもいいかもしれない。
・・な~んだ、色々文句言いながら、結局買ったんかい(^^;
・・まだ、再販されたのを見たことがないNo.18 「ハーレー・クラシック サイドカー」。
再販されると結構お高そう。(再販されたら、買う気満々け!?)
・・ひとまず、1/6バイクシリーズのストックの締めの・・1個前?・・ということにしとこ。
2018年2月
届いた模型は箱の中をちょこっと覗いてすぐにしまっておいたのだが、簡単な製品レビューを備忘録がわりのこのHPに残しておこう。
パッケージ
パッケージの側面には両サイドから見た絵が描かれている。
これは塗装の参考に。
また、実写についての解説と模型要目も書かれている。
モデルとなったのはソフテイルフレームに大型のヘッドライトセルやディッシュホイールを装備、ローダウンサスやシートで低さを演出した2013年型のFLSTFBファットボーイ ロー。
模型は全長400mm、全幅168mm。
キット構成
キットの構成はこんな感じ。
これまでの1/6スケールのバイクシリーズの大型バイクのパッケージングに比べたらかなり簡素化されている感じ。
箱の左側に詰められているパーツ類。
ヘッドライドは中のリフレクターも立体的になっている。
LEDを仕込んで光らせるのもいいかも。
左右2分割のディッシュホイールはメッキパーツ。
箱の中央の仕切りにはハンドルや眼鏡レンチなどの金属パーツ。
その下にタイヤ等のパーツ。
ブレーキローターはプラのメッキ製、その他金属のねじ類。
箱の右側に詰められているパーツ類。
なんじゃ、このスポンジは!?
デカールには日本、アメリカ、ドイツ、スペイン、フランス、イタリアのナンバープレートがついている。
A4版32ページの組み立て説明書。
ファットボーイの解説も載っている。
で、これが複数のパーツを積み上げて再現するシリンダーとシリンダーヘッドの組み立て図。
最後のページには塗装についての記述がある。
まぁ、カタログ仕様で作りたい人は早めにネットでググッて実物の写真を何枚か手に入れといた方がいいですかね。
・・時間がたてばたつほど改造されてオリジナルペイントの写真しか見つからなくなりそうだから。
で、パーツの中にあったスポンジ。
中空ラバータイヤの中に詰めるらしい。
幅広タイヤなんで長期間立たせていると変形してクチャッとなるのかも。