公園や施設で静態保存されて公開されている8620形蒸気機関車の保存場所と写真。
静態保存機関車 – 8620形機関車 (58683)
1914年(大正3年)から1929年(昭和4年)にかけて鉄道省向け672両、樺太庁鉄道向け15両、台湾総督府向け43両、地方鉄道向け2両の732両もの車両が製造された旅客用機関車8620形。
腕木式、現示式などの信号機、踏み切り警報機などの小物もあって良いのだが、まさに、鳥かごの中といった状態。
せめてもの救いは、フェンスの金網がさほど傷んでいないこと。
こんな物々しい構造物を作ってまで人どおりが少ない場所の公園の中に置く必要があるのか気になるところではあるが。
・・人気の少ない場所の公園にオリに入れらてる機関車・・何か悪いことやったんか!?
程度は良くても痛々しく感じるのであった。
こんなオリに入れられて・・何か悪いことやったんか!?
コンパクトなレンズ径が小さいデジカメなら網の目の隙間から中の様子を写すことができるが。
58683号は通称ハチロクと呼ばれてい親しまれている8620形式の蒸気機関車。
日本で最初に機関車を作ったのは明治26年(1893年)であるが、8620は明治末年ドイツから輸入したシュワルツコック製の8800を参考に国産化し、大正3年(1914年)より15年にわたり総数687両が作られた。
58683号は大正11年10月18日(1922年)汽車製造会社で作られ、国府津機関庫、大宮機関庫、田端機関庫を経て昭和7年3月新小岩機関庫 昭和19年12月~昭和30年2月成田機関区に所属され昭和44年12月11日廃車まで佐倉機関区に在籍。昭和48年3月29日現位置に据付れられた。
走行距離は2287115Km。
千葉県佐倉市表町二丁目4番 高崎川南公園
(撮影 2010年)