Nゲージレイアウト用制御盤にPWMのコントローラの操作スイッチの残りの部分を取り付けた。
Nゲージ電機用コントローラ (その5) 音の準備
最近ではPCM電源を使ってモーターから音を出すこともできるんだそうですなぁ。
そんなこともやってみたいが、今作っているコントローラは運転台風のもの。遠くを走る機関車から音がしても、運転台自体が無音というのもなぁ。
やはり、手元の運転台から音を出す仕組みが必要か。
それにレイアウトを作る時には駅などにもATOSの音や発車時のベルの音など出したい。
ということから、MP3プレーヤーボードのキットを買ってみた。
MK-144というMP3プレーヤーボードで、「こんな感じ」で作った。
メモリ内に格納した8個のMP3のファイルを8個のスイッチでダイレクトに再生できる。
PICマイコンで制御すれば、8個以上の再生も制御できる。
あまりそちらにのめりこんでもねぇ、とは思うのだが、やっぱ音は欲しい。
動的に音の合成はできないので複数のプレーヤーボードを使う方が現実的かも。
まぁいろいろと音が出るレイアウトは良さそうなので、プレーヤー部をあと2~3個買ってみようかなと思うのだが。
ただ、パラパラと音源を用意していたらすぐに8ファイルになってしまう。
それに音を出したいときに常にボタンを押す必要があると、コントローラーで運転を楽しんでいるのか、音を出すスイッチの操作をしているのだかわからなくなってします。
ひとまず合成してよい音は1つのファイルに合成してみることにした。
RadioLine Free(ラジオラインフリー)というフリーの音楽編集、音声録音のソフトを利用させてもらった。
4つの音の音量を調整したりフェードしながら合成ができる。
試しに合成したのが、ATSの音。
まぁ、実際はいろいろとあるんでしょうが、模型としては、
- 赤信号の区間か停車駅に進入したらここで合成した音を流し始める
- 5秒以内にブレーキの操作をしたらこの音の再生はやめて、チャイムの音だけのファイルを再生する
- 5秒たったら、この音の再生は続けたままコントローラ自身がブレーキをかける
という感じにしたい。
で、音としては、
- 最初にリリリーンというベルが鳴り始める
- ベルの音からわずかに遅れてチャイムが鳴り始める
- 5秒後くらいに非常ブレーキの音としてエアーが抜ける音がする
- ちょっとして、コンプレッサーが回りだす
というのをイメージして音を合成してみた。
こんな感じで合成中。
上から、
- ベルの音
- チャイムの音
- エアが抜ける音
- コンプレッサーが回る音
で、試しにできた音の一部はこんな感じ。
フムフム、これで1ファイルに一連の動作の音を流れにあまり無理がない状態で入れることができる・・と、まぁ自己満足。
家族からみたら、ベルやチャイムの音を鳴らしてどこがうれしいのかわからん・・といった感じで見てたんでしょうなぁ。
ただ、この音源ファイル、使えるシチュエーションは限られる。
ちなみに、今回作った音は赤信号の区間に突っ込まないと鳴らない音。
ガタン、ゴトンというレールの継ぎ目の音も列車の速度が変わると音色も変わる、そんな走行時の音などはmp3を再生する仕組みでは当然無理がある。
そのあたりの音を楽しみたいのなら、実際のレイアウトで模型を走らせながら・・というより、ゲームやらPCのシミュレータで楽しむんでしょうかねぇ。
ひとまず、音は再考の余地あり。
=2014年2月=
PICマイコンでWAVを再生するボードを作ったので、これをベースにこのコントローラでどのように使えるか検討することにした。
記事の続きは
・・「Nゲージ電機用コントローラ (その6) ハンドル類」
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・・「Nゲージ電機用コントローラ (その4) 主幹制御器-3 (その他の指示板)」