Nゲージレイアウトに取り付ける電子部品は一旦薄い合板上に取り付けている。今回はその電子部品のベースをレイアウト用台枠に取り付ける作業を始めた。
Nゲージレイアウト用制御盤 (その6) 進路の制御盤パネル
現在製作しているNケージレイアウトの制御盤の目玉のひとつ、進路の制御盤。
要は、レイアウトのポイントを転換するテコを本物みたいな感じで作ろうというもの。
で、いよいよそのパネルの製作。
まずはテコ
こちらは、本物のテコ。
枠は頑丈で奥行きがある。そしてネジの緩み止めなどもちゃんと施されている。
さすが、重要部品。
実物のテコの頭をシリコン&レジンでコピーすることも考えたが、それじゃぁ本物の制御盤と同じ大きさが必要になる!?
ということで、ちょっと小さめのサイズのものをモデラで削りだしてレジンで量産。
左:削りだしてレジンで量産したテコ
右:本物のテコ
多くのテコは中立の位置と左右に倒した位置の3点に切り替えられる。
切り替えるときはカチッ、カチッと節度がある動作なのでこれは実現したい。
ただ、なるべく小さく作りたいのでいろんな仕組みは考えず、市販のDIPロータリースイッチを使用することにした。
このスイッチはエンドレスでクルクル回すことができる。
最初はストッパを作って3点しか動かないようにしようかと思ったが、私しか使わないスイッチ。
仕組みを考えて作りこんでも結局は自己満足で終わるのが目に見えているので無駄な努力はしないことにした。
肝心のテコは裏側にDIPロータリースイッチの頭が入る穴をあけ、瞬間接着剤で固定することにした。
この頭を埋め込んだテコの部分はスイッチ本体から外すことができる。
続いて今回のメイン、制御盤のパネル
開通している進路を表示するのに青色の表面実装型のLEDを使用することにした。
光らすとこんな感じ。
進路を表示しようとすると複数個のLEDが点灯することになり、照度を落として光らせても目が痛いかも。
ということで、1mm厚の白色のプラ版の裏側から光らせることにした。
進路表示とは別に信号機の表示もLEDで点灯させることにした。
こちらは砲弾型のLEDで光を和らげるため拡散用のキャップをかぶせることにした。
プラ板だけだとヨレヨレになってしまうので、3mm厚のアクリル板をベースにしてその表面にプラ板を貼り付ける。
ロータリースイッチの穴は本体が入るように四角。
ウ~ム、結構穴だらけ。
裏側に基盤を取り付けるためのM3のネジ穴もあける。
ロータリースイッチの穴は軸が通るだけの丸穴。
ネジ穴はアクリル板だけにして表面からは基盤取り付け用のネジの頭が見えないようにした。
当然ながら、プラ板とアクリル板の穴の位置が合わないと、穴ぼこだらけで再利用できないプラ板とアクリル板になってしまう。orz
制御盤上に線路の部分を表すラインは別のプラ板から切り出したパーツを貼ることにした。
プラ板とアクリル板を貼り合わせたところで塗装。
線路の部分は塗装のかわりに区間ごとに色の違うテプラのテープを貼って、LEDを透過させる部分は塗装を剥がし、テープも隙間をもたせた。
が、・・結果、どうもテプラのテープだとテカテカしすぎる。
ウ~ム、線路部分はもともとパネルのマスキングが大変そうなので別パーツにしてテプラのテープを貼ろうと考えたのだが、やっぱ線路の部分も塗装で表現したほうが良さそう。
パネルのサイズは450mm×200mm。
結局信号機の部分も塗装で表現。
進路を示すLEDの部分は切り抜いてあり、その上に貼るパーツを透過させる予定だったが、上に貼るパーツがなくなった今・・・
結局LEDがそのまま見えるようになってしまったとさ。
・・世の中、思い通りに行かないことは多々ある。
ウム、しょうがない。orz
3分割してあり、アクリル板にねじ止めする。
基盤の表面はこんな感じ。
この基盤はスイッチとLEDを配置したもので、実際に制御するPICマイコンは別の基盤に作りこんでケーブルでつなぐ予定。
基盤の右上にあるのは「Nゲージターンテーブル (その1) ロータリースイッチを作る」で作ったターンテーブル操作用のロータリースイッチ。
線路の番線番号、信号の番号などをテプラで作成して貼り付け。
左上部にはターンテーブルのコントロール用スイッチがある。
この部分の線路の色塗りは別パーツに塗ってして貼り付けることにした。
完成した進路制御盤パネルを取り付け
進路制御盤の心臓部・PICマイコンによるポイント転換の制御はまだまだ未完成なれど、結構形が出来上がると、さぁ、もうひと踏ん張り。
・・という具合にはなかなか進まないのであるが。
ちなみに、この写真ではまだテコはついていません。
テコをつけるのは基盤のロータリースイッチなどのパーツの配線が終わってからの予定。
裏面はこんな感じ。