【バイクプラモデルのストックリスト】模型屋さんを覗いたら「買って下さい」というように並んでた。ご期待に応えて?2つ目のストック。
SUZUKI GT380 B [1972] (ハセガワ 1/12)
1:12スケール バイク
BK5 スズキ GT380 B
株式会社 ハセガワ
2017年12月発売
2018年2月購入
購入時価格 ¥3,400(税別))
スズキのバイク・GTシリーズは1971年2月にTシリーズのT250-IIIから発展して車名をGTに改めたGT250が登場。
1971年9月にはGT750、1972年1月にはこのGT380、1972年4月にGT550が登場。
以降1974年にGT125、GT185、1975年3月には末弟のGT100と7つの排気量のラインナップをもつシリーズとなった。
当時はスズキといえば2ストローク。
このシリーズはGT750、GT550、GT380が3気筒、GT250、GT185、GT125が2気筒、GT100が単気筒と差はあれど、すべて2ストローク。
余談だが、アタイが最初に買ってもらったのがGT125、弟がGT185。
さて、このGT380、俗称サンパチ。
旧車ブームの時にもやんちゃな人たちに結構人気があった。
3気筒なのだが、真ん中のシリンダの排気マフラーはエンジン下部で両サイドに向けて2本に分かれ、一見すると4気筒のように見え大柄なのであった。
特に1975年の免許制度改正以降は400ccまでのクラスの中では大柄に見えるのも後々の人気の一因だったのかも。
この模型のパッケージには「GT380 B [1972]」と書かれている。
B・・・
GT380が登場したのは1972年1月、このときフロントはドラムブレーキだった。
1972年4月にディスクブレーキに変更したマイナーチェンジ版が登場した時に「B」(B1)となっている。
ホンダCB750(Kシリーズ)が量産車初のディスクブレーキを装着して登場したのが1969年9月。
1971年9月に登場したGT750はドラムブレーキ。
GTシリーズのラインナップ計画は進むがディスクブレーキの開発/量産化は進まず。
ということで、GT380もドラムブレーキで発売に踏み切ったが、なんとか3ケ月遅れでディスクブレーキの量産に目途がついた。
ホンダにこんなに出遅れちゃったし・・新発売から3ケ月しかたってないけど行っちゃわないと・・という感じでマイナーチェンジを急いだという感じでしょうか。
GT380は1973年4月にカラーリングが変更されたB2が発売されたが、その時点まで初期のドラムブレーキ版も販売されたようだ。
ついでだが、1974年1月のマイナーチェンジでB3型になったときには強制開閉式キャブに変更、フォークブーツは廃止されている。 また、ラムエアヘッドの形状も変更されている。
1974年10月のB4型ではカラーリングの変更。
ということで、デカールに頼らずタンクのカラーリングの塗装ぐらいマスキングして自分でできるわい・・って方そのままストレートに組んでもGT380 B1かB2なら作れます。
倉庫に入れる前に簡単な製品レビューを備忘録がわりのこのHPに残しておこう。
パッケージ
パッケージの上面は絵だが、側面には組み立てた写真が3枚載っている。
ちょっと写真写りは悪いが、これを見るとラムエアヘッドのフィンなんか結構よく表現できている。
実際、パーツを見るとちょっと太いかなぁという感じもしないではないが、1/12ということを考えると良いんではなかろうか。
パッケージの側面に書かれている「BK-5」。
そう、ハセガワのバイクのシリーズとしては5番目らしい。
少なっ。
ヒコーキのハセガワです。
バイクは少なくていいんです。
キット構成
キット構成はこんな感じ。
マフラー、ホイール、フェンダー類のメッキパーツのランナー、フレーム、シート類の黒のランナー、そしてエンジン類のグレーのランナーがそれぞれ1枚の計3個。
あとはタンク、サイドカバーのランナーと透明パーツのランナー。
結構多い。
パッケージには パーツ数 … 203 と書かれている。
マフラーのフランジなどもちゃんとメッキパーツ。
添付されていたドキュメントは、解説とマーキングが書かれたものと組み立て説明書の2部構成。
マーキングの説明も結構詳しく描かれている。
デカール。 ナンバープレートの文字には「す さ ん は ち」とある。
で、もってスズキ本社がある「浜松」もある。
こりゃ、結構頑張りましたというキットですなぁ。
先日、ハセガワのイロコイのプラモデルの説明書に載っている完成品の写真見て、ない方がいいんじゃないと思ったけど、この製品は結構ええですわ。 ヒコーキのハセガワやめて、旧車のハセガワやって頂戴。
パーツ数 … 203
模型全長 … 173.5mm
模型全高 … 93mm