相模湖ふるさとの森のミニSL運転会を見学にいった。が、線路の周りには人影もなく、運転の準備もしていなければ、走ってもいない。アレ!?キャンプ場の管理人さんに聞くと運転会は昨日だったそうだ。
保管と運搬(ライブスチーム)
機関車の保管と運搬は、その大きさ、重量を考えると一番の難問である。
5インチゲージの場合、C62クラスともなると機関車だけで全長が1.7~1.8m、重量は200kgを越えてしまう。
レイアウトと直結したところに保管ができれば一番よいのだが、個人でレイアウトを持つのは容易ではない。
また、これだけの大きさと重量では室内での保管は我が家の住宅事情が許さない。
ちいさい機関車を作ればよかったのだが、もう作りかけたものはしょうがない(^^ゞ
当然の帰結として、室外に保管することになるが、 室外に保管するとなると錆の発生が問題となる。
最終的にはほとんどの部分を塗装するとはいえ、全体が鉄の塊なのだから、どこが錆びてもおかしくない。
今回作っている機関庫は木箱であり、防湿も考慮したつもりであるが、冬場の結露は防ぐのが難しい。
こまめな手入れが錆び防止の一番の対策であろう。
家に併設したレイアウトを作れない場合、作った機関車はクラブ等のレイアウトを借りて走らせることになる。
レイアウトまでの運搬でも、やはり、重量と大きさは大きなネックとなる。
運搬する手段は一般的に車である。荷台のない車ではフラットなスペースを確保するところから始まる。
後部座席に横方向に乗せることのできない大きさの機関車ではワゴン車は必須である。
最近のワゴン車はほとんどの車種でセカンドシート、サードシートをフラットにできるが、完全なフラットとは言えない。
また、シートの上に板など敷いてさらにフラットにしても重量に耐えられるか、走行中にクッションの影響でフワつかないか、車の重心は高くならないかといった不安がいくつも芽生えてくる。
しっかり固定しておかないとコーナーで機関車が転倒してしまったという事例も聞いている。
フラットなスペースを確保するにはシートを外すのが一番と思われる。
幸い、今の所有車はサードシートが横にはね上げられるため、セカンドシートを外すだけでそのスペースを確保することができた。
ただし、テンダーや積み卸し用のリフトを積むにはさらに一工夫必要となりそうであるが。
車中にスペースが確保できたら次は積み卸しであるが、少人数で作業するには何らかの機械類の手助けが必要である。
スロープを作る、ホイストで吊り上げる、リフトで持ち上げるなどの方法が考えられる。
スロープ、吊り上げるなどの方法では途中で止まった時の配慮やバランスの取り方を考慮する必要がある。
(ただ、重量200kgの機関車をスロープで押し上げるのは至難の業であり、ウインチ等が必要であろうが。)
私が採用したのはバイクリフトによるリフトアップである。
接地面が広くホイスト等より安定して地面に設置できることや、機関車を乗せる面が広く安定感があるところが
採用理由である。
本来、油圧で250kgものバイクをリフトアップするためのものであり重量に対しての問題はない。
また、途中で油圧が抜けても機関車は広い面の上にあり、吊り上げ方式のように地面直撃はさけられそうである。
ただ、このリフト方式にも問題がある。
220cm×80cm、重量60kgのリフト自体の運搬である。
手軽なサイズの機関車が欲しくなる所以である。