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5インチゲージC62形蒸気機関車のボイラー外火室後板

ライブスチーム模型の場合、その他の鉄道模型と大きく違ってくるのは外火室後板でしょう。

ここには、焚口(投炭口)、水面計、加減弁、各種バルブなど実用に供する物が配置されます。

もちろん、焚口にしても本物のようにバタフライ式として開閉するように作る人もいますし、バルブも小型で形状の良い物が市販もされています。

実物を模したダミーの模型より興味深い部分でもあります。

 

5インチゲージ C62 ボイラー外火室後板<

(写真上) 焚口は本物の石炭をくべるところです

石炭は火持ちの面でもいたずらに細かく砕かないで大きなまま燃やす場合が多く、ある程度の開口を確保する必要があります。また、焚口戸は必須です。

焚口戸周辺は、石炭に付着した粉炭、カケラ、燃えかす、灰などが集まりやすく、スライド式とする場合、スライドレールがこれらで詰まらないように充分注意しないと開閉不能となる恐れもでてきます。

実機に見られるバタフライ式の焚き口戸とする場合は、いかに開口部を確保するかだと思います。

水面計は強化ガラス管です。投炭の際ショベル等で割らない工夫と配置が必要でしょう。

また水面計用の配管は、ブロアー、汽笛用などの配管と同一の箇所から蒸気を取り出すようにすると、これらの機器を使用したとき水面が上下することがあるため、別の位置から蒸気を取り出す工夫が必要のようです。

 

5インチゲージで製作したライブスチーム=ミニSL=のC62形蒸気機関車。



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