我が家でのブルトレ牽引機のエースはEF65形機関車。
Nゲージ C53形機関車(マイクロエース)
左右のシリンダの他に台枠の間にもシリンダをもつ3シリンダ機関車。
輸入した3シリンダー機関車(のちにC52として形式統一)を参考にして国産化された。
・・我が家にストックしてある手持ちの車両は。
マイクロエース A7002 C53-45 デフなし
2001年12月に発売された製品。
マイクロエースには「A7001 C53-43 流線型」という製品もある。
流線型は全体が鉄板で覆われていて、動輪ですら下半分しか見えない。
(私としては)どうも蒸気機関車としての魅力は感じないが。
こちらは、京都鉄道博物館(旧・梅小路蒸気機関車館)に保存されている45号機を再現している。
(写真上) C53-45 デフなし
付属の重連用カプラーで重連運転が可能となるようだが。
重連するか!?
(写真上) C53-45 デフなし
実車は梅小路でしかみたことはないが、やはりデフなしの場合、ボイラー前のでかいデッキが特徴か。
この下には台枠中央にある3シリンダー目の弁装置を両側のシリンダーと連動して動かすためのグレスレー式の機構があるのだが、カバーがあると一切見えない。
なぜ、このC53のこのデッキあたりが目を引くのか他の機関車と見比べてみた。
これより後に設計された他の機関車は、左右のランボードにつながるこの前面デッキの傾斜部分が左右に分かれており、ボイラーの前面の円周がすべて見えている。
一方、こちらはボイラーの前面の円周の下部を隠すように前面デッキがついている。
そこら辺りの違いで前面がデッキが目立ちすぎるのであろう。
(写真上) C53-45 デフなし
(写真上) 公式側
横から見ると、一番目に付くのがボイラー上部のドームの小ささ。
蒸気ダメのみがポツンと一つ。
C57以降のいわゆる近代形は蒸気ダメと砂箱が一体になったもう少し大きいドームがある。
と、いうことはC53の砂箱はどこにあるんだろう?
謎。
なさそうな感じ。
(写真上) 非公式側
シリンダーの上側には蒸気室がある。
C53の場合、この前蓋の前方に中間のシリンダーの弁装置を動かすためのテコがある。
この模型でも何やら小さいパーツがあるが、これが唯一3シリンダーを示すものか。
ただ、ほとんど気が付かないと思う。
この模型は黒染車輪が採用されている。
ちなみに、これまでの先従輪の直径が940mmだったのに対して、この機関車からは860mmになっている。
(写真上) 前
(写真上) 後ろ