貨車の入換作業については機関車によって必要な場所まで押し込む方法以外にも突放によるものがある。人が乗っている客車や車両の構造等によっては突放による入換が禁止されている場合がある。その他にも禁止されていることは多々ある。
蒸気機関車のナンバープレート
(2000/02/27)
大地から見上げると、煙室戸に金色に光るナンバープレートを誇らしげに掲げている蒸気機関車。
機関車の形式記号、形式番号、車両番号を表したものだ。
このナンバープレートも、形式名が書かれている物、書かれていない物、ベースの色も黒色、赤色、緑色といろんなパターンがある。
また、山口線のC571のように、同一機関車でも何度か塗り換えられる物もある。
同様に、ランボードの縁を白く塗った機関車、連結棒を赤や緑で塗った機関車もある。
黒一色の蒸気機関車のドレスアップである。
梅小路蒸気機関車館のB20も塗り換えられたことがあるようだ。
まぁ、これは展示用だから綺麗に見せたいだろうし。
おそらく1980年代初め頃に撮った写真。
運用中の機関車でもナンバープレートは塗り換える例があるので良いとしても、自連までシルバーに塗るのはいかがなものかと思うのだが?
重厚感が失われ、トイっぽさが勝ってしまっている感じがする。
彩色、これは見る人によって好き嫌いもあろうし、似合う機関車、似合わない機関車もあるだろう。
私の好みで言えば、ナンバープレートはやはり、黒。
特急列車を引くC62やC59など大型機関車にはランボードの白と、連結棒の赤がいい。
武骨な9600には化粧は不要である。
まぁ、好みの問題だ。
名古屋鉄道管理局の例
このナンバープレートは、昭和26年頃の名古屋鉄道管理局では配置された機関区によって色が塗り分けられていたらしい。
名古屋区--赤
美濃太田区-赤
稲沢区---黒
高山区---黒
大垣区---青
多治見区--緑
米原区---緑
中津川区--青
と、いった具合である。
また、その頃の大阪鉄道管理局では、修繕程度によってプレートの色分けがされていた。
ランボードの白線は、昭和14~15年頃一時廃止され、昭和33年頃から復活したようである。