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335円のアンプ

TDA7297アンプ


アマゾンで買い物をしている時、「KKHMF TDA7297 AC/ DC 12V 2*15W デジタル ステレオ オーディオ アンプ デュアル チャンネル アンプモジュール」という名前で売られている335円の完成品のアンプを見つけた。


写真にある構成、このパーツ単体の価格を積み上げれば、この程度の額で収まるのであろうが、完成品、しかも送料、消費税込みで335円とは。

鉄道模型やプラモデルの飾り台用にPICマイコンで音を出すものを作っている時にいろいろなアンプを作ってきたが、安すぎる・・

通勤定期が秋葉原経由でなくなってからは、「送料 VS 電車賃」の勝負で通販で買うことが多くなっていた。

まぁ、いろんなパーツをまとめて買うので1つのパーツ当りの送料単価は安くなるが、こんなアンプだけを作りたいと思ったって335円ではパーツは集まらん。

試しに注文してみた。

中国からの船便ということで10日以上かかったが、無事に届いた。

 

TDA7297アンプ基板

(写真上) でかいヒートシンクが目をひく

電源

電源、スピーカーは自分で用意する必要がある。

商品説明には「AC/ DC 12V」となっていたので、手持ちのDC 12Vアダプターを使うつもり。

ところが、基盤にはAC用のターミナルはあるが、DC用のターミナルがついていない。

TDA7297アンプ基板 直流電源部

(写真上) 3カ所のスリットがあることからみると、ここにはDC用のミニプラグがあるべきじゃないのか?

部品のつけ忘れかとおもったが、基盤の裏面にはハンダが流してある。

このユニットを組み込む製品によってはDC用のミニプラグを取り付けるのかもしれない。

製品に使用しない余ったユニットがこのような形で流通されているのだろうか?
いずれにしても、推測しかできず、詳細は不明。

じゃぁと、AC用のターミナル部を見てみる。

その先についているは、

TDA7297アンプ 電源ターミナル

(写真上) 写真の交流12Vと書かれたターミナルの左側はカップリングコンデンサのマイナス側、その右側はダイオードのアノード側と繋がっていた

つまり、交流12Vのターミナルの右側に直流のプラス、左側に直流のマイナスをつなげば良いようだ。

 

TDA7297電源

(写真上) 一応、DC 12Vアダプターから「交流12V」ターミナルに接続できるように線を作った

電源のOn/Offが容易にできるように100均で買ったスイッチ付の電源アダプターをかませた。

スピーカーターミナル

アマゾンの商品レビューに「スピーカーのターミナルのプラスとマイナスの表記が逆」というものがあった。

 

TDA7297回路

(写真上) TDA7297の回路図を見てみると両端の端子がスピーカーのプラスとなっている

 

TDA7297アンプ基板 スピーカー端子

(写真上) 製品の基盤の裏を見てみると・・
スピーカーのターミナルのうち、ヒートシンクに近い方がマイナスのようだ。

 

TDA7297アンプ基板 スピーカー端子

(写真上) 基板の表を見るとヒートシンクに近い方に「+」表記がある
たしかに、逆のようだ。

まぁ、左右両方とも逆に表示されているのがせめてもの救いか!?

試聴

で、どんな音よ、と試聴してみた。

 

TDA7297アンプ試聴

(写真上) 電源を入れる

音声信号がない時でもハム音などはない。

音楽を流すと、ちゃんと音がでた・・当たり前か。

どちらかというとちょっと高音が強調されている感じ。

そのおかげかボーカルは鮮明に聞こえる。
ただ、高音ぎみのため何時間も聞き続けるような利用シーンはつらいかも。

とはいえ、パソコンで音楽を再生する場合、最近はWindowsメディアプレーヤー、itunesなどの音楽再生ソフトやサウンドボードなどどこかの段階でイコライザ―を備えている箇所を通ことが多いので、わざわざイコライザ―専用のソフトを導入しなくて容易に音質は変更できる。
問題はないのかも。

・・ウン!?
今試聴したパソコン側の設定で高音を強調する設定にしてはいなかったのか?というのが気になって確認してみたが、再生ソフト、サウンドボードソフトともにイコライザ―はちゃんとOffにしていた。

ボリュームも調整範囲はそこそこある。

鉄道模型のレイアウト用に「音楽」を流すというより「音」を出すために、1,000円くらいの安いアクティブスピーカー(PC用スピーカーなどという名前で売られているアンプ内蔵のスピーカー)もいくつか用意しているのだが、使わなくなったパッシブスピーカー(アンプがいるスピーカー)があればちゃんとした「音楽」を流せるかも。

335円、いいんでないかい。

音楽を流すために

パソコン連動以外で音楽を流すには音源がいる。

 

TDA7297アンプ使用構成

(写真上) 手頃なのは3.5mmミニプラグでの出力ができるbluetoothレシーバー

写真の左下の黒の四角いやつ。

bluetoothレシーバーがあれば、iPhoneなどからでも音楽を流すことができる。

これらを鉄道模型のレイアウトなどに組み込めば、結構応用範囲は広がると思う。

台座をつけてみた

ジャンク屋で小型をサテライトスピーカーを見たけたのでこのアンプに台座つけて鳴らしてみることにした

使ってみたら

使ってみると、何やら音声左右逆疑惑 が湧いてきた・・調べたら、やっぱ逆でした。


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